アーレックス株式会社

AREX Life

陽気な国イタリアの暮らし&住まい事情

暑い夏を乗り切る、イタリアのエコライフ。

MEGUKIRI〈イタリア・ローマ近郊在住〉


この明るさで20時。待ち合わせ場所に使われるローマのある噴水にて。

日本では記録的な暑さが続いているようですが、イタリアの夏もなかなかの厳しさ。今回は、そんな季節を現地の人々はどのように過ごしているのかご紹介したいと思います。

イタリアの夏は21時くらい(夏時間)までは明るいため、多くの人々が屋外で過ごします。例えば、夕食の前に軽くおつまみとお酒をいただくアペリティフ、みんなでテーブルを囲む夕食、コンサートなどはイタリアの夏の過ごし方の定番です。40℃近くまで達するような日があったり、湿度が78%ということもあったりするため、夕方から屋外で過ごすのは、イタリア式エコ習慣の一つと言えるかもしれません。

では、他にイタリア人はどのような工夫をして暑い夏を乗り切っているのかをご紹介しましょう。

夕食までのおしゃべりタイム。軽くつまんで、もう夕食は食べない場合もあります。

○習慣①…日中は室内に熱を入れない。

日本人の感覚からすると驚くのですが、イタリアの家庭では夏の昼間は室内を真っ暗にします。日ざしが強いお昼から16時頃までは、窓やカーテンだけでなく、日が当たる窓は雨戸も閉めて一切の熱を家に入れないようにします。薄暗くすると、何だか涼しい気もしてくるので不思議です。

○習慣②…暑さがピークの時間は家で過ごす。

暑さがピークの時間帯は、子どもから高齢者までが家の中で過ごします。真っ暗な中でテレビを見たり、手元に明かりをつけて縫物や読書を楽しんだりするのです。私の姑は、暑い時間は食器洗いもせず、昼食後はテレビを見てお昼寝、16時過ぎにお皿を洗ってから夕飯の支度、それから外出というのが日課となっています。
17時頃、日ざしが少し優しくなり、風が少し出てきたら活動開始です。窓をこれでもかと開け放って風を通し、子どもたちは外へ遊びに、大人は掃除や買い物などその日にやるべきことを済ませます。ちなみに、イタリアマンマの大事な仕事“アイロンがけ”は、夕食後にテラスで、というのが夏の習慣になっています。

テラスでのパーティーは夏の楽しみ。

○習慣③…冷たい食事をいただく。

冷たい食事というとおいしそうには聞こえませんが、生ハムにモッツァレラ、冷製パスタと言えば印象が変わるのではないでしょうか。ゆでたお米に野菜のピクルスやツナ缶、ウィンナー、チーズなどありものを混ぜて冷やしていただく「インサラータ・ディ・リーゾ(お米のサラダ)」は夏の定番メニューです。また、夕方や食後にお散歩しながら食べるジェラートは癖になります。

建物の壁面の緑は、外からの熱を遮断するとともに見た目にも涼を感じられる効果が。

イタリアには冷房設備がない住宅がまだまだ多くあります。慣れてしまえば、火照った身体を外気で冷やしてからベッドに横になると、冷房がなくてもけっこう心地よく眠ることができます。
ですが、子どもたちを早くベッドに連れて行っても外がうるさいためなかなか寝つかず、夕食後は少し外で遊ばせたこともあります。

6回にわたってイタリアの家と家族にまつわるお話をお届けしてきました。家・家族、そして私のつながりは三位一体と言えるほど強く、家を舞台に毎日たくさんの物語が繰り広げられています。そんな一部を皆さんにお伝えできていればうれしいしい限りです。


MEGUKIRI
古都ローマから南東30キロのワインの産地より、スローライフと呼ばれるイタリア生活の一部を切り取って、分かち合いたいと思います。
○プロフィール
住めば都になるのを待ちつつ、イタリア在住はや20年。ランドオペレータ―を出産退職後は個人旅行のコーディネーターに。2人の子どもはすでにティーンエージャー、イタリア青春期に応戦中です。
子育てブログはすでに卒業、娘に押され今年からインスタを始めました。
【インスタグラム】  https://www.instagram.com/megukiri/
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