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AREX Life

ドイツの“いま”を知る、食・住・休レポート

日本とは大きく異なる、ドイツの教育事情。

KC〈ドイツ・ベルリン近郊在住〉


シュール・テューテと呼ばれ、新1年生が親から準備してもらう文具やお菓子が詰まった円錐形(または四角錐、六角錐など)の包み。子どもはもらうのを心待ちにし、これを持って入学式に参加します。

これまでドイツの食・住・休暇についてご紹介してきましたが、今回は少し視点を変えてドイツの教育についてお話したいと思います。
国により違いがあるのは分かっていたつもりですが、それでもこちらの教育事情で驚いたことがいくつもありました。その代表が、小学校への入学を遅らせること、そして小学生の留年です。

ドイツの子どもたちは5~7歳の間に小学校に入学します。5~7歳と幅があるのは発達状況に応じて、よりゆっくりとしたペースを選択し、7歳で入学する場合もあるからです。
同い年の子どもを持つお母さんから、「うちの子は入学を1年遅らせるつもりよ」と聞いた時は驚いたものです。また、小学生の留年も日本では聞いたことがなかったのでかなり驚かされました。

しかし、子どもが学習について行けず、モチベーションが低下してしまったり、自己評価を下げてしまったりするよりは、むしろゆったりとした出発(入学)や、少し立ち止まってみる(もう1年繰り返してみる)方が、長い目で見ると子どもにとっては良いのかなと考えるようになりました。



ドイツでは小学校(グルンドシューレ)に入学後、進路が5年生から分かれるケースと、7年生(日本の中学1年)から分かれるケースがあり、州の制度によって異なります。
そのため住んでいる州によっては、5年生から大学への進学を前提とする学校(ギムナジウム・12年生まで)か、職業訓練に進むことを前提とする学校(ハウプトシューレまたはレアルシューレ・9年生または10年生まで)かを、4年生の段階で決めなくてはなりません。さらに、前述3つの学校形態を包括した総合学校(ゲサムトシューレ)に進学という選択肢もあります。
私たちが住むブランデンブルグ州(及びベルリン)では、多くが6年生まで小学校に在学した後に、進路に沿って学ぶ場を選択しますが、ごく少数は5年生からギムナジウムへ進学します。

これらのことから、ドイツの子どもたちは進路を比較的早い段階で、大まかに決定することがおわかりになると思います。そのため、進学前の4年生または6年生の成績は、特にギムナジウムへの進学を希望している子どもにとっては重要になります。
わが家の子どもは現在4年生。6年生が終了するまでは小学校に在学することを決めていますが、それでも学期中は宿題やテストに追われる日々です。

ご紹介したように、日本とドイツの教育には様々な違いがあります。しかし、子どもたちがそれぞれの思いや特性に沿った道を歩くためには、どちらの国でも自分に合ったペースでしっかりと勉強することが欠かせないようです。


KC
ベルリン近郊の村から、個性的で楽しいドイツの情報、ベルリン&ブランデンブルグ州の“いま”を、親目線、外国人目線、女性目線を織り交ぜながらご紹介します。
○プロフィール
愛知県生まれ。ロンドン、ミュンヘンを経て、ベルリンで約10年を過ごし、2018年にベルリン近郊の村へ転居。夫と2人の子どもたちとスローライフを実践中。ベルリンで仕事、ブランデンブルグ州でプライベートという生活。ベルリンの緩さと懐の深さ&ブランデンブルグの静けさが気に入っています。
【ブログ】ベルリン定住記  https://ameblo.jp/ckjkfk/
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