アーレックス株式会社

AREX Life

世界遺産の街、イギリス・バースへようこそ。

イギリスの歴史を伝える都市、バースを歩こう。

ハモンド綾子〈イギリス在住〉

エイボン川から見渡すパルトニー橋

ロンドンから西に向かう電車に1時間半ほど揺られると、エイボン川と蜂蜜色をした石造りの建物が印象的なバース(Bath)に到着します。実は、「バス(お風呂)」の語源はローマ帝国時代にこの地で温泉が発見されたことからという説もあります。18世紀のジョージ王朝時代には上流社会の保養地として繁栄し、当時から守られてきた街並みは1987年に世界遺産に指定されました。これから6回にわたって、シーズンイベントも織り交ぜながら、私が大好きな街「イギリス・バース」の魅力を紹介していきます。

世界中から観光客が訪れる鉄道駅のわりには意外とこぢんまりとした「バース・スパ」駅から駅前通りをまっすぐ歩いていくと、「パレード・ガーデンズ」が見えてきます。ここは歩道のテラスから見下ろせる、芝生が敷き詰められた川沿いの公園。春には日光浴を楽しむ地元住人をはじめ、毎年テーマごとに植え替えられる花壇をバックに写真を撮る観光客の姿や、ジューンブライドの6月にはタキシードとウェディングドレスを身にまとったカップルの記念撮影も見かけます。

この公園の入り口の先にあるカーブを曲がると、「パルトニー橋」が現れます。一見なんの変哲もない石造りの古い橋ですが、ここは橋の両側がお店になっている“イギリス版ポンテヴェッキオ(※1)”ともいえる場所。橋の上には個人経営の花屋、マニアックな地図屋、土産物店、カフェなどが並んでいるので、お店の中に入って橋の上から違う角度でエイボン川を眺めてみるのもおすすめです。

(※1)ポンテヴェッキオ(ヴェッキオ橋)はイタリア・フィレンツェ最古の橋。その上に宝飾店が並んでいることでも知られている。

                 ローマン・バースからバース寺院が見える

パレード・ガーデンズまで戻って右側を見上げると、目の前にそびえ立つのはゴシック様式の「バース寺院」。創建は7世紀にまでさかのぼり12世紀から16世紀にかけて建て替えられ、バースの歴史とともに歩んできた街のシンボルです。正面に回ると広場になっていて、「ローマン・バース」と「パンプルーム・レストラン」の豪華な建物の前では大道芸人が多彩なエンターテイメントを披露し、いつも賑わっています。現在は博物館になっているローマ浴場跡を見学した後は、かつて貴族の社交場だったパンプ・ルームできらびやかなシャンデリアにみとれながら銀製三段トレイのアフタヌーンティーで休憩してみるのもいいですね。

気球から見たロイヤル・クレセント 

この広場からさらに足を延ばすと、建物が円形状に並ぶ「ザ・サーカス」、三日月型に配置された「ロイヤル・クレセント」など、ジョージアン様式の栄華を極めた建造物探訪ができます。ザ・サーカスはハリウッド俳優ニコラス・ケイジが別荘を構えたことがあるエレガントな高級住宅街で、ロイヤル・クレセントの建物の一部は五つ星ホテルにもなっています。

再び街の中心部へ。イギリスで唯一の天然温泉スパ複合施設として2006年にオープンした「サーメ・バース・スパ」では、イギリス式リラクゼーションが体感できます。現在は隣接のゲインズバラ・ホテルでも温泉を利用した優雅なスパが楽しめますが、サーメ・バース・スパの自慢はバース寺院が目の前に広がるルーフトップ・プール(屋上露天風呂)と4種類の香りが楽しめるアロマ・スチームルーム。水着着用で温度も35度とぬるめですが、旅の疲れを癒すのにはぴったりです。

バースの一番のおすすめシーズンは、やはり花が咲き乱れる春から夏にかけてですが、秋には紅葉したツタの絡まる建物や黄色いマロニエの街路樹、冬には木製シャレーが立ち並ぶクリスマスマーケットなど、それぞれの季節ごとに違った魅力が発見できる街です。それがイギリス人はもとより世界中の観光客を惹きつける理由でしょう。


ハモンド 綾子
私が暮らす世界遺産の都市バースの姿を通して、大都市ロンドンだけではないイギリスの魅力をお伝えします。
○プロフィール
1999年より渡英、ロンドン芸術大学ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションでファッション・プロモーション、その後AHLAホテル・マネジメントを学ぶ。現在はイギリス人の夫、2人の息子と世界遺産の街バースで4人暮らし。
ブログ【イギリス育児アルバム】
http://ameblo.jp/hammomum
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