アーレックス株式会社

AREX Life

世界遺産の街、イギリス・バースへようこそ。

年々盛り上がりを見せる、イギリスのハロウィン。

ハモンド綾子〈イギリス在住〉



ここ数年、日本でも話題のハロウィンですが、イギリスでも年々盛り上がりを見せています。

ハロウィンの起源は約2千年前、古代ケルト人が秋の収穫を祝ったお祭りが始まりと言われています。ハロウィンというとアメリカの印象が強いのですが、ケルト文化の影響を受けていたイギリスでは、16世紀頃からカブでおばけランタンをつくり、仮装してよそのお宅のドアをノックしては歌や詩を披露する代わりに、食べ物をもらっていたのだとか。イギリスやアイルランドから人々が渡ったアメリカでは、手に入りやすかったカボチャで代用したことから、お化けカボチャが一般的に。アメリカから逆輸入された現代版ハロウィンがイギリスで人気になったのは、実はわりと近年のことなのです。

イギリスでは10月31日におばけカボチャが玄関先に置かれていると、「Trick or Treat歓迎」の印。
「Trick or Treat」とは、「お菓子をくれないと、イタズラするぞ」という意味で、仮装した子どもたちがドアをノックしてこのセリフを言うとお菓子がもらえるという、子どもにはたまらないイベントです。
ただし、おばけカボチャが置かれていない家を訪問してはいけないという暗黙のルールもあります。派手な仮装にびっくりしてしまうお年寄りや、アメリカ風行事を好まないイギリス人もいるからです。

おばけカボチャづくりに没頭中の長男

9月初旬から店頭にはオレンジ色のカボチャ、ハロウィン用のお菓子、仮装グッズ、飾りなど、ハロウィン関連商品が並び始めます。日本のものより大きめのカボチャは、水分が多く柔らかいため、手伝ってあげれば小さな子どもでも彫ることができます。

長男がつくってきたカップケーキ

ここ数年、10月後半になると、あちこちで学生や大人向けのハロウィン・イベントが行われるようになりました。子どもだけでなく大人も、おばけ、魔女、骸骨、ドラキュラ、海賊など気合いの入った仮装で歩いている姿をよく見かけます。私の息子は数年前、ハロウィン用カップケーキのデコレーション教室に海賊ルックで参加し、ユーモラスなカップケーキをつくってきてくれました。

ハロウィンパーティー用に手づくりしたマフィン

蜘蛛の巣、カボチャ型キャンドルなどの飾りも数百円程度で手に入るので、自宅でのホームパーティも盛んです。メニューは、カボチャスープやパンプキンパイなどを見かけることもありますが、実はイギリス人はあまりカボチャを好んで食べないので、おばけの型抜きをしたサンドイッチや、カボチャの包装紙のチョコレート、魔女をかたどったビスケット、スライムに見立てた緑色のゼリー、指のように切ったソーセージなど、あくまで雰囲気重視。今年も趣向を凝らしたハロウィンに期待したいと思います。


ハモンド 綾子
私が暮らす世界遺産の都市バースの姿を通して、大都市ロンドンだけではないイギリスの魅力をお伝えします。
○プロフィール
1999年より渡英、ロンドン芸術大学ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションでファッション・プロモーション、その後AHLAホテル・マネジメントを学ぶ。現在はイギリス人の夫、2人の息子と世界遺産の街バースで4人暮らし。
ブログ【イギリス育児アルバム】
http://ameblo.jp/hammomum
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