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2025.06.02

キューブ型の家で叶える理想の暮らし。
選ぶ際のポイントは?

モダンでスタイリッシュなキューブ型の家に憧れませんか? 無駄を削ぎ落としたキューブ型のミニマルなデザインは、都会的で洗練された印象を感じさせてくれるため、非常に人気のあるデザインとなっています。

そんなキューブ型の家で理想の暮らしを実現したい方に、本記事ではメリット・デメリットや選び方のポイントまで詳しく解説。実際の施工例も写真付きで紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

キューブ型住宅の特徴

キューブ型の家はその名の通り、サイコロのようなような四角い形状をしています。軒がなく直線的で、シンプルなフォルムが特徴的です。無駄な装飾やデザインをそぎ落とした現代的かつ都会的な外観は、デザイン性を求める方に選ばれています。

キューブ型住宅のメリット

様々なメリットがあるキューブ型の家ですが、ここでは代表的な4つのメリットを見ていきましょう。

1.デッドスペースが少なくゆったりしている

屋根がフラットでシンプルな形状のキューブ型住宅は、柱や壁などのつなぎ目が少ないため、必然的に無駄なスペースが少なくなります。そのため、延べ床面積を最大限に活用できるので、ゆったりとした空間をつくり出すことが可能。空間を効率よく利用した設計のキューブ型住宅であれば、狭小地であっても広々としたリビングや個室を実現できるでしょう。

2.強風や地震の横揺れに強い

一般的に建物は横からの力に弱く、特に凹凸が多い家ほど耐震性が弱くなりやすいと言われています。しかし、キューブ型の家は凹凸が少なく、揺れが生じた場合でも1階、2階ともに同じ箇所に均等に圧力が加わる設計になっているので、比較的強風や地震の横揺れに強いです。

3.高い気密性・断熱性が期待できる

柱や梁のつなぎ目や外壁の面積が少ないキューブ型の家は、気密性・断熱性が高くなります。冷暖房が効きやすいため、1年を通して快適な気温を保ちやすいでしょう。

4.洗練されたデザインの住宅が多い

直線的でスタイリッシュなフォルムが特徴的なキューブ型の家。その都会的でモダンなデザインは、街並みに調和しながらも個性を演出してくれます。無駄を省いたミニマルでシンプルなデザインは、飽きがこないため愛着をもって長く暮らせる家になるでしょう。

事前に知っておきたいキューブ型住宅のデメリット

メリットが多いキューブ型の家ですが、デメリットがあることも事実。前もって把握しておき、購入後に不満を感じるリスクを抑えましょう。

雨や日光で屋根や外壁が傷みやすい

キューブ型の家は屋根がフラットなため、傾斜のある屋根に比べて水はけが悪く、雨水の排出が滞りがち。そのため屋根に雨水が溜まり、屋根材が劣化しやすくなる恐れがあります。フラットな屋根の雨漏りリスクは、山型の切妻屋根と比べて2.75倍(一般財団法人住宅保証支援機構調べ)とも言われているため、屋根材の劣化による雨漏りには十分な注意が必要です。

また屋根や庇(ひさし)のないキューブ型の家は、雨や直射日光で外壁も傷みやすい傾向にあるため、こまめなメンテナンスや状態の確認が重要となってきます。

日差しの影響を受けやすく熱がこもりやすい

基本的に庇を付けないキューブ型の家は、必然的に日差しの影響を受けやすくなります。またメリットである高い断熱性は、一方で熱がこもりやすいといったデメリットになることもあり、特に夏場はより暑さを感じやすくなるでしょう。

さらに最上階は、勾配のある屋根に比べて天井裏に十分なスペースがないことから、他の階より日差しの影響を受けやすいと言われているため、十分な暑さ対策が必要となります。

ランニングコストが掛かりやすい

屋根や外壁が傷みやすいということは、つまりメンテナンスに費用が掛かるということ。どのような家でも購入して終わりではなく、外壁や屋根の塗り直し、シーリングの補修などを行う必要はありますが、屋根や外壁が傷みやすいと言われるキューブ型の家は、その頻度が多くなることが予想されます。キューブ型の家を考えるのであれば、劣化を抑えるための工夫が必要となってくるでしょう。

キューブ型の家のデメリット対策

キューブ型の家に興味があったとしても、デメリットを知って不安を感じてしまう方もいるのではないでしょうか。しかし近年では、キューブ型住宅のデメリットを軽減する技術も進歩しています。

例えば、遮熱性の高い断熱材や窓ガラスを使用することで、夏場の室温上昇を抑え、冷房効率を高めることができます。また高耐久性の外壁材や屋根材を採用すれば、メンテナンスの頻度を減らすことも可能。長期的な視点で見れば、コスト削減に繋がるでしょう。

対策方法をさらに詳しく知りたいという方は、ぜひ一度アーレックスの担当者にご相談ください。

キューブ型住宅の実例

最後に、満足度の高いキューブ型住宅の実例をポイントとともにご紹介します。

「白キューブ×木目調」がモダンな印象を与えるナチュラルハウス

まずご紹介するのは、キューブ型の白い外観に、ぽっかりと空いた木目調の玄関ポーチが印象的な一邸。真っ白い壁に赤色のポストが差し色となり、おしゃれな印象を与えます。

内観はLDKに続き間の和室を配置し、さらに買い物後の荷物整理がしやすいように土間収納やパントリーも計画。またキッチンの隣に洗面室を配置し、家事動線にも気を配るなど、毎日の暮らしが楽になる間取りを設計しました。

キューブ型を取り入れたファザードが目を引く家

続いてご紹介するのは、格子とグレーのキューブを組み合わせた特徴的な外観デザインの家。目の前を通る人たちの視線を引き付ける美しいファザードが印象的です。

玄関脇は軒下が広いため、自転車収納やプランターの設置など、多様な場面で利便性を感じられるでしょう。

また広々とした和室は、来客時の客間として、またリビングの続き間としても使えるなど、機能性も抜群。様々なシチュエーションに順応できる間取りは、日々の生活に変化と彩りを与えてくれます。

ミニマムなホワイトキューブの家

最後に紹介するのは、プライバシーに配慮しつつ、明るい日差しも取り入れたキューブ型の一邸。外部からの視線が気にならないように正面の窓を少なく設計し、ミニマムな外観デザインに仕上げました。

そんなコンパクトなファザードとは裏腹に、内観には大開口の吹き抜けを採用することで、外観からは想像できないようなダイナミックな空間を実現。吹き抜けに天井まで窓を配置することで、光で満たされる内部空間を演出にしました。


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作品紹介:ヒカリの家

デザイン性・機能性を備えたキューブ型の家ならではの魅力

スタイリッシュな外観が魅力のキューブ型の家。そのデザイン性だけでなく、デッドスペースの少なさや強風や地震への強さ、高い断熱性など、機能面においてもメリットがあります。木目調と組み合わせたり、窓を少なくしてよりスタイリッシュなファザードをデザインするなど、キューブ型住宅の魅力は多種多様です。

現在では普通にみられるようになったキューブ型の家ですが、分譲住宅において先陣を切って取り入れてきたのは、私たちアーレックスです。だからこそ、様々な種類のキューブ型住宅の実績が数多くあります。

「おしゃれなキューブ型の分譲住宅を探している」「注文住宅で個性のあるキューブ型を取り入れたい」など、キューブ型の家を検討されている方は、ぜひ一度見学会にてご希望をお聞かせください。