#12

2025.07.15

名古屋市で子育て世帯に人気の学区はどこ?
おすすめの理由と選び方のポイント。

一戸建てを検討する際、まず課題となるのが土地選びです。特に子育て世帯は、治安や教育環境もふまえて土地を選ぶことが重要となってきます。

そこで今回は名古屋市をピックアップし、全16区の中から特におすすめの学区を紹介。これから引っ越しを考えている子育て世帯の方のために、人気の学区と選ぶ際のポイントを紹介します。名古屋市のどの学区を選べば良いか分からないという方は、ぜひ参考にしてください。

名古屋市で人気の学区を選ぶ際のポイント

名古屋市には人気の学区がいくつかありますが、学区選びはただ人気というだけでなく、自身の求める条件に沿って選ぶことが重要です。まずは、どのようなポイントに注目して学区を選べば良いか、詳しく見ていきましょう。

学校までの距離で選ぶ

小学生のお子様がいるご家庭では、学校までの距離を1kmまでに抑えると良いと言われています。小学校までの距離が遠いほど、交通事故や事件に巻き込まれるリスクが高まるためです。また1km以上離れていると、帰宅後に子どもの自由時間が少なくなってしまうことも考えられます。

一方で、学校までの距離が近すぎてしまうと、一緒に通学する友達ができにくくなるなど、コミュニティが狭くなる恐れがあります。あくまで目安ですが、小学校までの距離は徒歩5~15分程度がベストと言えるでしょう。

1kmは徒歩であれば、大人の足で15分ほどの距離です。子どもの場合、それ以上の時間を要します。居住地を選ぶ際は、お子様と実際の通学路を歩き、どの程度の時間が掛かるのか、危険な場所はないかなど事前に確認しておきましょう。

周辺の治安で選ぶ

治安の良さも重要なポイント。主要駅付近や繁華街、交通事故が多発しているエリアは危険が伴うため注意が必要です。また住宅や街灯が少ない地域では、日が暮れると周囲が真っ暗になってしまうことも…。昼間は安全に見えても、夜間は雰囲気が大きく変わるエリアもあるため、可能であれば昼間と夜間の両方の時間帯で周辺環境を確認しておくのがおすすめです。

愛知県警察が県内の「安心・安全マップ」をホームページで公開していますので、マップを活用しながら一度チェックしてみてください。

学区の特徴で選ぶ

それぞれの学区の特徴もチェックしておけば、自分の目的に合ったエリアを見つけるのに役立ちます。子育て中に住みやすいことも重要なポイントではありますが、長く住むことを考え、子育て後のライフスタイルを考慮することも大切です。

理想の暮らし方によってチェックすべきポイントは異なりますが、まずは以下の項目に注目すると良いでしょう。

●公園や自然が多い
●商業施設が充実している
●子どもの通う塾や習い事が近くにある
●病院が近い
●坂道が少ない
●仕事場までの通勤時間が適切である
●将来的に発展する計画がある

名古屋市で人気の学区3選

ここからは、名古屋市内でも人気のある「名東区」「天白区」「北区」をピックアップし、特におすすめの学区を各2つ紹介します。中学校や小学校情報もまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

また名古屋市で住みやすい区については、下記の記事でご紹介していますので、合わせてチェックしてみてください。
【関連記事】
「名古屋市の住みやすい区5選! 新居の購入におすすめのエリアをご紹介。」

名古屋市で人気の学区【名東区】

名東区は地下鉄東山線が通り、名古屋駅や栄駅に20分前後で行ける好立地にあります。また名古屋第二環状自動車道の上社南ICや、東名高速道路名古屋ICがあるなど、車での移動も便利な場所です。

ただし、やや坂が多いため、自転車移動は少々不便に感じる地域もあるかもしれません。車移動が基本となる家庭であれば問題ないでしょう。

神丘中学校学区(西山小学校、名東小学校)

神丘中学校は、全校生徒数が1,000名近い、規模の大きい中学校です。名古屋市の中でも学力の高い学校で知られており、将来的にお子様を難関高校・大学に行かせたい方におすすめの学区となっています。

なお、学校周辺は名古屋市が指定する文教地区(文教環境を保護・育成するために、旅館・ホテル・風俗営業施設などの立地を制限している地区)に近いこともあり、比較的治安も安定しています。神丘中学校学区は、名古屋市の中でも特に学習環境が整っているエリアと言えるでしょう。

猪高中学校学区(猪高小学校、猪子石小学校、北一社小学校)

猪高中学校は、名東区の中では比較的生徒数の多い学校です。また、神丘中学校同様に学習レベルの高い中学校と言われています。公園や子ども園、幼稚園の数が充実しているため、小さいお子様を子育て中の方や共働き夫婦にとって、非常に暮らしやすいエリアとなるでしょう。

名古屋市で人気の学区【天白区】

名古屋市の定める文教地区の一角にあたるのが天白区。街全体が綺麗に整備されており、天白川など自然が多い地域です。区内には学生も多く、おしゃれなカフェや飲食店も多数存在します。

御幸山中学校学区(八事東小学校、表山小学校、大坪小学校)

天白区で唯一文教地区内に入っているのが、御幸山中学校学区です。坂道を上った先にあるため通学は大変ですが、閑静な住宅街の中にあるので比較的治安は良いでしょう。学区は地下鉄鶴舞線の塩釜口駅や八事駅をまたぐように広がっています。利便性が高いことから人気のエリアで、高級住宅街もあります。

原中学校学区(原小学校、平針北小学校)

原中学校は、原小学校、平針北小学校の卒業生が通う中学校で、落ち着いた住宅街にあります。すぐ隣には原交番もあり、治安の面でも安心です。

また原中学校の近くにある原駅と平針駅周辺は、学習塾が充実しているエリアです。有名な塾はもちろん、個別塾やオンライン指導塾なども整っているため、教育面を重視する方には申し分ないでしょう。

また街全体がキレイに整備されていて自然も多いことから、住環境も良い&子育て世代のファミリー層が多く住むエリアとして人気を集めています。

名古屋市で人気の学区【北区】

名古屋市北部に位置する北区は、市内でも比較的人口の多い区で、ショッピング施設も充実した住みやすいエリアです。公共交通機関はJR・名鉄・市営地下鉄・東海交通事業が通り、都市の発展に重要な役割を担っている地域の一つでもあります。「水と緑のまち」としても知られており、河川や公園など自然環境も豊富です。

八王子中学校学区(清水小学校、大杉小学校)

八王子中学校は、清水小学校、大杉小学校の卒業生が通う中学校です。地下鉄名城線黒川駅から徒歩10分掛からない場所に位置する中学校で、隣には北区役所、名古屋高速道路の黒川出入口があります。

さらに名古屋の中心部である栄にも地下鉄1本で出られるため、マイカーでも公共交通機関でも交通の便の良い場所と言えます。「騒がしいのでは?」と心配になる方もいるかもしれませんが、一歩路地を入れば周辺に公園がある住宅街が広がり、治安も良く通学に関する心配も少ないでしょう。駅周辺には買い物ができる施設も整っており、生活面でも困ることはあまりなさそうです。

志賀中学校学区(金城小学校、光城小学校、川中小学校)

志賀中学校は金城小学校・光城小学校・川中小学校の3校から進学する中学校で、八王子中学校区の北側に位置しています。部活動に関しても力を入れていると評判です。また、学校の南側はマンションが立ち並ぶ整備されたエリア、北側は住宅街が広がる落ち着いたエリアとなっています。

最寄り駅である地下鉄名城線黒川駅までは、徒歩15~20分ほどの距離となっています。なお、志賀中学校区の中でも金城小学校区は一方通行の道が多いため、慣れるまでは車の運転に戸惑う人もいそうです。

周辺環境や求める条件などを加味して学区を選ぼう!

今回は、名古屋市のおすすめの学区を治安や周辺環境の面から選び紹介しました。名古屋市は、住みやすい学区が多いエリアです。条件次第でおすすめの学区は異なるため、家族構成や希望する環境などをふまえて理想の学区を見つけてください。

アーレックスでは、一戸建てをお探しのお客様のご要望に合わせて、おすすめの学区や人気のエリアも紹介しています。名古屋市周辺で一戸建てをお探しの方は、お気軽にご相談ください。

※本記事の情報は、2025年1月のものです。