おしゃれな土間玄関の実例3選。
設けるメリットやポイントも解説。

近年、土間のある玄関が再注目されているのをご存知でしょうか? 古いイメージがあった土間玄関ですが、「開放的でおしゃれな空間に仕上がる」「収納力が高い」「趣味のスペースや子どもの遊び場など多目的に利用できる」といった観点から、住宅に取り入れる方が増えてきています。
そこで今回は、土間玄関の魅力や設置する際の注意点を解説。床材や照明で差がつくおしゃれな空間づくりのコツから、「鉄骨階段」や「内土間」を取り入れた先進的な実例についても紹介しますので、ぜひチェックしてください。
「土間玄関」とは?
土間玄関とは、土足で歩ける「土間」と「玄関」を合わせた空間のこと。屋外と屋内を繋ぐ空間に、コンクリートやタイルなど土足のまま使える床材を使用し、一般的な玄関と比べて広く設計されています。
古くから農具の保管や手入れの場所、かまどのある炊事スペースとして利用されてきましたが、現代ではその名残を感じつつ、おしゃれで機能的に使える空間として再び注目を集めています。
土間玄関を設けるメリット
玄関に土間を設けることで、よりスペースを確保できるため、用途の幅が大きく広がります。まずは土間玄関のメリットを理解し、どのように利用したいかをイメージしてみましょう。
屋外で使用するものを気軽に収納できる
土間玄関の特徴の一つは、外で使う道具をそのまま収納できる便利さです。子どものベビーカーや三輪車、外遊び用のおもちゃ、趣味で使うアウトドア用品、園芸用品などを土間スペースに置いておけば、雨除けになるだけでなく室内が汚れる心配もありません。
床材にコンクリートやタイルを使用しているため、水洗いも楽々。泥汚れも水で簡単に洗い流せるので安心です。また常温で保存できる食料品や日用品などを一時的に保管しておく場所としても活用できます。
屋内と屋外の中間にある土間空間は、汚れを気にせず使える便利な収納スペースとして活躍するでしょう。
多目的スペースとして活用できる
土間玄関はただの通り道ではなく、暮らしに役立つ多目的スペースとしても活用できます。使用例として挙げられるのは、以下の通りです。
●子どもやペットの遊び場
●アウトドア用品やスポーツ用品の手入れ
●DIYなどの作業スペース
●ガーデニング
●来客時のコミュニケーションの場 など
掃除もしやすく、居住空間とは区切られていることから、作業に集中しやすい環境が整っています。家族それぞれの趣味や過ごし方に合わせて様々な用途で使えることが、土間玄関の大きな魅力です。

玄関に土間を設ける際の注意点
土間玄関は、多目的に利用できる便利な空間ですが、取り入れる際には注意すべき点もあります。正しく理解したうえで設けるべきかどうか検討してください。
居住空間が狭くなる恐れがある
土間玄関は広くて開放的な印象を与える一方で、土間スペースを確保するために、リビングや収納などの居住空間が狭くなってしまうこともありえます。特に敷地面積に限りがある場合は、土間を広く取りすぎると生活スペースのバランスが崩れてしまう恐れがあります。
家族構成やライフスタイルに沿って土間を設けなければ、「思ったより狭くなってしまった…」と感じてしまうかもしれません。限られた空間をどのように使うかしっかり見極めたうえで、土間の広さや配置を計画することが大切です。
寒さや湿気への対策が必要
土間玄関は屋外と屋内を繋ぐ空間のため、寒さや湿気など外気の影響を受けやすい傾向にあります。特に冬場はひんやりと寒く感じることが多いため、快適に過ごすには断熱性や気密性を高める工夫が欠かせません。
また、湿気がこもるとカビや臭いの原因にもなることから、通気性の向上や調湿機能のある素材選びも重要となってきます。毎日使う場所だからこそ、見た目だけでなく、暮らしやすさにも配慮することが大切です。
土間玄関をおしゃれにする3つのポイント
土間玄関は素材選びやアイデアなど、適切な工夫を施すことで、より洗練された自分らしい空間に仕上げることが可能です。続いては、土間玄関をおしゃれに演出するためのポイントを3つの観点から紹介します。
1.床材や照明の種類にこだわる
おしゃれな土間玄関に仕上げるには、床材や照明選びが重要。床材にはデザイン性の高い「モルタル」「タイル」「天然石」などを採用することで、空間の印象をグッと引き締めることができます。ただし素材によっては滑りやすかったり、汚れが目立ちやすくなることもあるため、見た目だけでなく使いやすさにも考慮しましょう。
また照明の種類や設置場所によって、おしゃれな土間空間になります。例えば「スポットライトを壁や天井に向けて、柔らかな光で広範囲を照らす」「間接照明で眩しさを抑え、落ち着いた雰囲気をつくり出す」といった工夫が効果的です。照明を取り入れることによって、光と影のバランスが生まれ、より洗練された印象を与えられるでしょう。さらに「窓」を設置して日光を取り込むことで、自然な明るさも演出できます。
2.扉やカーテン、扉付きの収納を設置する
玄関と室内の空間が繋がる開放感のある土間玄関ですが、空間が繋がっているからこそ、視線や冷気、臭いが気になることがあります。そこで効果的となるのが、扉やカーテンなどの間仕切りを設ける方法です。扉を設けたり、カーテンロールやスクリーンを活用することで、空間を緩やかに仕切ることができます。冷暖房の効率を上げたり、生活感を隠すのにも有効です。
また収納を兼ねた土間の場合、扉付きの収納を採用すれば中が見えないので、急な来客時でも安心です。デザイン性のあるファブリックを選べば、土間全体の雰囲気を高めるアクセントにもなるでしょう。
3.観葉植物を飾る
土間玄関に観葉植物を飾ることで玄関周りに自然の彩りが加わり、空間が柔らかく温もりのある印象に変化します。窓を設置して採光性を高めれば、植物を育てる環境にも適した場となるでしょう。
また、グリーンには視覚的な癒し効果もあり、外出や帰宅のたびに気持ちを落ち着かせてくれます。インテリアに合わせて植物の種類や鉢のデザインを工夫すれば、土間全体のおしゃれ度もアップ。大きな鉢植えを1つ置くだけでも存在感があるため、空間のアクセントになります。
おしゃれな土間玄関の実例3選【画像付き】
最後におしゃれな土間玄関の実例を3つを画像付きで紹介します。具体的なイメージを膨らませ、理想の土間玄関を取り入れるためのヒントにしてください。
家族みんなで多目的に活用できる広い土間玄関
高級感のあるタイルが敷かれた、明るく温かみのある土間玄関。LDKへと緩やかに続く広々とした土間空間は、子どもやペットの遊び場、アウトドア用品置き場、趣味スペース、ガーデニングなど、家族の暮らしに合わせて多目的に活用できます。高さのある窓を配置し、自然光が柔らかく差し込む設計にすることで、明るく開放感のある玄関になりました。
さらに広さを活かして収納スペースもしっかり確保。見た目の美しさと実用性を兼ね備えた、快適な暮らしを実現できる住まいです。
鉄骨階段と間接照明が映えるおしゃれで落ち着きのある土間玄関
鉄骨階段と間接照明を組み合わせた、落ち着いた雰囲気の土間玄関です。間接照明が空間全体を優しく照らし、無機質になりがちな鉄骨階段とも自然に調和しています。
また階段下のデッドスペースは、収納として活用することも可能。玄関ホールを中心に和室、LDK、洗面室などを繋げ、回遊できる間取りを計画するなど、デザイン性だけでなく暮らしやすさにもこだわりました。実用性とデザイン性のバランスが取れた、落ち着きの中に個性が光る空間となっています。
内と外を緩やかに繋ぐ和モダンな内土間
最後の実例は「内土間」によって、外と内を緩やかに繋げた設計が特徴の土間空間です。玄関から室内まで一体化した土間スペースを設けることで、屋外との繋がりを感じられる、広がりのある空間に仕上がっています。
また障子や洗い出し仕上げの床材など、和の要素を取り入れつつ、現代の暮らしに合うインテリアへと昇華。外と内を単に分断するのではなく、曖昧な中間領域を設けることで、日本人が持つ「間」の文化に根差した空間を構成しました。
おしゃれな玄関に仕上げたいなら土間を取り入れてみては?
土間玄関は現代における新しい暮らしの入り口として、再び注目を集めています。デザイン性だけでなく、生活スタイルに合った収納や動線計画、断熱、換気といった実用面にも配慮することで、長く快適に使える空間をつくり出せるでしょう。
アーレックスは愛知・名古屋で多彩なスタイルの一戸建てを手がけており、土間玄関を取り入れた住まいも多数ご用意しています。県内各地で見学会も開催中です。私たちと一緒に実際の間取りや素材感、広さを確かめながら、自分たちの暮らしに合う土間玄関をイメージしてみませんか? 理想の暮らしをカタチにしたい方は、ぜひ一度足を運んでみてください。

